ミラノデザインウィークの魅力
ミラノデザインウィークは、毎年4月に開催される世界最大級のデザインイベントで、国際家具見本市「ミラノサローネ」と、市内各地で行われる「フォーリサローネ」が一体となっています。今年も多くのデザイナーや企業が参加し、最新のデザインとトレンドを紹介。各メーカーが未来のモビリティをテーマにしたコンセプトカーを展示し、そのデザインと技術が来場者を魅了しました。
ポルシェの展示
ポルシェは、ミラノデザインウィークで一際目立つ展示を行いました。ポルシェはそのスポーティなデザインと高性能で知られていますが、今回は「The Art of Dream」日常の中にゆっくり流れる時間を持ち、たまには空を見上げながら人生について考えを巡らせてみようというコンセプトで展示。大きなネットを張った会場にはたくさんの人が寝転んで空を見上げていました。
BMWの展示
BMWでは、「ハウスオブBMW」として中庭に1973年の3.0CLSをモチーフにしたアート展示を行い、持続可能性とラグジュアリーの調和をテーマにしたインテリア素材を展示。道路には2023年モデルのXMを展示し、そのイカついデザインが注目を集めました。
アウディのインスタレーション
アウディは、高級ホテル「ポートレイト・ミラノ」の中庭で、「ハウス・オブ・プログレス」と題したインスタレーションを展開しました。最新の電気自動車「アウディQ6 e-tron」の展示とともに、未来の照明技術を紹介する展示も。マトリックスLEDヘッドライトやOLEDテクノロジー2.0など、革新的な技術が多くの来場者を引きつけました。
レクサスの職人技
レクサスは、日本の伝統的な職人技と最新の技術を融合させた展示を行いました。ロンドンを拠点とするデザイナー吉本英樹氏によるインスタレーション「BEYOND THE HORIZON」は、越前和紙を用いた巨大なスクリーンを背景に、コンセプトカー「LF-ZC」を展示し、その内装材には竹素材が使用されています。この展示は、レクサスが考える次世代モビリティの未来を象徴するものであり、多くの人々の関心を集めたのです。
ミラノデザインウィーク2024は、多くの自動車メーカーが参加し、それぞれのビジョンと技術を披露する場となりました。ポルシェ、アウディ、レクサスなどの展示は、未来のモビリティとデザインの可能性を示すものであり、来場者にとって大きなインスピレーションとなりました。車に興味のない人でもデザイン目線でとても楽しめるイベントです。